新橋 居酒屋「誇り・・・・」・・from 能登美

こんにちは。能登美です。

今日は臨時休業したままの「能登美はなれ」で、ある試食会を行いました。

何を試食するのか?・・・・・『能登の手打ち新蕎麦』でございます。

メンバーは僕と料理長、後は無類の蕎麦っ喰いを自称しているヨシ坊の三人です。

ラーメン能登美の営業終わり、僕と料理長が「はなれ」に向かいお店の扉を開けると、

今まで見たことが無いくらい、厳しい表情をした漢(おとこ)が立って待っていました。

その漢とは、何を隠そう能登美の蕎麦打ち名人、貢さんであります。

「わざわざありがとうございます!!」と言ったその顔はいつもの優しさの塊とは別人のようです。

客席に目を向けると、既にお箸が三人分セットされておりました。

僕はいつでも、いついかなる時でも味見専門のおしゃべりハゲ野郎ですが(´•̥ ω •̥` )

料理長は、35年の和食のキャリアの中で蕎麦打ち修行も積んでおります。すかざず調理場に入り、貢さんと専門的な事を話しております。

「できました!!」貢さんが最初の蕎麦を持って来てくれました。

「これは中能登町産の新そばです」と。僕はまずその綺麗なヴィジュアルに魅入りました。

そしてぷぅ~んとかほる新そば特有のかほり。これはたまらんと、何も付けずそのままひとすすり。

!!!!!!!!!!!!ッ「1番です。」・・・・「ここ2年間で食べた蕎麦で1番美味しいッ!!」と僕。

「蕎麦の実のかほりをここまでさせる蕎麦は中々無いし、何なのこのコシ!?」次はツユに付けて一口。

・・・・・「ちょっと勿体無いかなぁ~」「この新そばの淡いかほり消しちゃうかもですね。もう少し優しいツユが良いかなぁ~」

蕎麦とツユのバランスが少し合って無いと思い、その旨を貢さんに伝えました。

非常に厳しいかもしれませんが、これはお客様に出すお品です。そうなると僕達は私的感情は一切無くなります。

「次はこれお願いします。奥能登の在来種の蕎麦でございます。」変わらず真剣な面持ちの貢さんが持って来てくれたお蕎麦。

「かほりぜんっぜん違うやん!!」食べる前からプンプン蕎麦の良いかほりがしまくりマクリいやごめんなさい。今日は冗談抜きです。

再度何も付けずにひとすすり。!!!!!!!!!!!!!!!ッ思わず僕と料理長は、お互いの目を丸々させて見つめ合いました。

「1番です」「僕のここ2年間での1番は5分であっさり塗り替えられました」

さらにツユに付けて一口。「凄いッ!!この蕎麦はこのツユに負ける事なくかほりを口中に広げます。旨いッつ!!」

料理長も「良いねぇ~こっちが良い!!本当に美味しいです!!」と超真剣な眼差しで賛辞を貢さんに伝えました。

「僕もこちらの蕎麦の方が断然良いと思います。」と話してくれた貢さんの表情は、ようやくいつもの優しさの塊に戻っていました。

「貢さん、別館のお客様に自信もって提供してください。ここまでのお蕎麦を食べさせるお店は専門店でも中々ないです。宜しくお願いします。」

そう貢さんに話し、僕と料理長は「はなれ」を後にしました。

その時僕の心の中はウキウキしていました。素晴らしく美味しいモノをお客様に提供出来る事。これは僕にとって代え難い喜びです。

それと同時に、そば粉の仕入の目利きから、その蕎麦を打った技術、ツユの調合、最高の逸品に仕上げてくれた貢さんの力量を誇りに思いました。

明後日から始まる『能登の手打ち新蕎麦』を、是非皆様に食して頂きたいです。

 

アッ、自称無類の蕎麦っ喰いのヨシ坊のお話は、熱くなり文章が長くなりすぎましたのでまた明日。

本日もありがとうございました。